naomariaのアートスタイル全解剖

着物コラージュアーティストとして活動を開始したのが2015年。

これまでさまざまな手法の作品を生み出してきました。
そして現在も変化・発展を続けています。

観ている方は混乱してしまうかも(笑)一度ここで主たるものをご紹介しますね。

ではご覧ください↓↓

 

龍のうろこ

龍のうろこ」は、naomariaが最初に生みだした着物コラージュアートのベーシックスタイル

うろこの大きさはさまざま。
ただ現在は、幅1~1.5cm、縦2.5~3cmがメインとなっています。

作品サイズにもよるけれど、人気のインチ版(A4より少し小さめ)でも、最低130個ほどのうろこが必要です。

↑はインチ版ではないですけど、、、

マットの開口サイズがそれぞれW11×H29[cm]
ここにうろこのパーツが169個並べられています。

一見そんなにあるようには見えないですよね。
でもあるんです。

きれいに仕上げるために、ほとんど見えない部分にも配置していますけどね。

 

文様

「龍のうろこ」を発展させたスタイル。

うろこからより複雑な形へと変化させ組み合わせると、立体的な文様が浮かびあがります。

 

ミクストメディア(モチーフ)

いろいろな素材をコラージュしたもの。

特にモチーフ作品を作るときに多用した方法。
初期作品によく見られるスタイルです。

 

デコレーション

コラージュするものはキャンバスだけではない。

「弾けたらいいな」と思い購入したギター。
相次ぐ左手の怪我に練習を諦め、クローゼットにしまわれたギター。

大規模な個展をきっかけに思い切ってコラージュしてみた。

他に靴もコラージュしている。

 

心情の園

「ふわふわ」と呼んでいる「心情の園」シリーズ。
言葉の通り「ふわふわ」した仕様で制作しています。

点描の色効果を感じられる手法

主に胴裏や八掛、紅絹(もみ)などの薄い生地を使っています。
特に胴裏(羽二重)は染色して使うことが多い。

 

創造と破壊、そして再生へ

「龍のうろこ」や「心情の園」などで制作した作品【創造】をペイントで塗りまくり、一度【破壊】する。
そこから少しずつ整えて「これだ!」と思える作品へと再度創り上げていく【再生

ペイントすることでより感情が作品に乗りやすく、パッション溢れる表現が可能となっている。

 

 

コラージュ

花柄

着物の柄を切り出しコラージュしたもの。

 

コラージュ+ドローイング

単純にコラージュしたもの以外に、ドローイングを加えてよりnaomariaの個性を発揮している。

 

Cocoon(コクーン)

コクーンとは「繭」という意味。

お蚕を育てたことで、よりお蚕や繭に対する想いが強まり「繭をモチーフに命や人生を表現する」と決意しシリーズがスタート。

命は皆平等に与えられた天物だけれど、人生はそれぞれが作り出すアートショー。
このショーは命があるから上演される。

どんな場所で、どんな演出で、どんなキャストで物語を作っていくのか。

人の数だけ物語がある。

インフィニティ

着物生地をキャンバスに見立ててペイントした作品。

みんながそれぞれ持つ可能性は宇宙のように広大で果てしない。
決して同じ人はおらず、それぞれが放つ光でこの世界は出来上がっている。

そんな私たちの可能性を表現したシリーズ。

 

その他

ドット

 

衝立

 

タイル

 

額装

 

制作テーマ

どれもこれも「重なり」や「集まり」によって構成されているnaomariaの作品。

作品パーツは全て「一瞬の心情」を表現

 

過去に抱いた心情の積み重ねで「今」の自分がいる。
一つ一つ取り出せば目を覆いたくなるようなものもある。
ただそこに蓋はせずあえて向き合ってみると、そのおかげで今があることに気づくことができる。

 

瞬間の心情

そこからの決断

この繰り返しによって歩んできた道は作られ

これからも同様に未来への道が作られていく。

人生は心情の積み重ね

 

それが制作のテーマとなっている。