古着着物の活用。つまり着物リメイク。
皆さんがまず思いつくのは、洋服やバッグへのリメイクではありませんか?
裁縫が得意ではない私ですらそう。
そんな”当たり前”な方法以外にもアイデア次第でいろいろあるはず!
2015年に古布を取扱い始めてから、今までさまざまなリメイクにチャレンジしてきました。
そんなチャレンジのいろいろをご紹介します。
なにか創作のヒントになったら嬉しいです。
とは言ってもデザインの模倣は厳禁。
著作権法違反になりますからご注意ですよ。
洋服
着物リメイクの王道。洋服。
ワンピースやコートにする方が多いね。
私は裁縫が得意ではないので洋服は作らない。
2018年ミニファッションショーを開催した時、デザインしたスカートを作って頂きました。
スカートは全て着物生地。
ジャケットはリメイク。
着物生地なので素材はシルク。
着物と同様お手入れが欠かせないのが難点かな?と個人的に思います。
とは言っても、おしゃれ着であれば最適なマテリアルだと思うので、ケースバイケースかな?
バッグ
洋服について多いのがバッグへのリメイク。
厚地でしっかりしたものが多いので、帯をバッグへとリメイクすることが多いですね。
500円で購入した名古屋帯のリメイクバッグ↑。
かなりお値打ちに、しかも超個性的なバッグが作れました!
帯のリメイクバッグは、やり方次第ではかなりブランド力が高くなりますね。
もちろん着物生地でもバッグを作ることができます。
詳しい作り方は、ご自分で検索して下さい。
得意な方が説明して下さる方が、よりわかりやすいですからね。
布小物
洋服、バッグに次いで多いのが布小物。
こちらは本当にバリエーションが多いので網羅出来ないけど、ご想像の通り、なんでもござれ、です。

御朱印帳と御朱印帳ケース
ドール着物
ドール好きの方なら一度は作りたいミニチュア着物
お気に入りのドールたちを可愛く見せるために、自ら洋服を手作りする方が多いそうですね。
ドールの種類によって縮小%は異なります。
縮小率はドールの取りそろえがないため分かりません。
お伝えできず申し訳ないです。。。

試行錯誤の上、なんとか形になったミニチュア着物
着物ベア
着物生地で作ったベア。
1種類の生地だけで作っても良いし、パーツ毎に生地を変えても良い。
naomariaはパーツ毎に生地を変え、海外で仕入れたリボンを使って装飾しました。
ベア縫製は外注。装飾はnaomariaです。
パッチワーク
パッチワークにもいろいろな種類がありますが、naomariaの場合は独自スタイルで制作。
ラフなテイストが好きなので、縫製はみっちりきれいにやっていません。
独自スタイルですが、北インドのカンバディアパッチワークがインスピレーションに影響しています。
みなさん各々お好みでお楽しみください。
ファブリックボード
「布を飾る」
布は何か作るための材料としてだけではなく、インテリアに使うこともできます。
北欧では日照時間が短いため、インテリアにさまざまな彩りを添えておうち時間を楽しく過ごすための工夫を凝らします。
カーテンの代わりとなるファブリックを頻繁に変え楽しんでいるそうですよ。
でも、、、カーテンを取り替えるとなると少し大変そう。
もっと手軽に、お気に入りの生地をアートのように楽しむ
その簡単な方法がファブリックパネルです。
特に昔の着物は同じ柄行がないため、それだけで唯一無二のアートとなる。
本来の目的である「着る」のがもちろん理想。
が、サイズが合わなかったり、汚れていたり。
そもそも着物を着ることをしない人にしたら「着る」以外の使い方を考えなくちゃいけないよね。
譲り受けた着物には思い入れも情も入りやすいので、簡単には処分することができない方が多い。
それならば、いつでも元の持ち主を感じることの出来るアートとして、お部屋に飾ったら良いんじゃない?
たった布一枚だけど、その効果は抜群。
お部屋の印象がガラると変わることもある。
是非試してみて!!!
カルトナージュ
針も糸も使わない古布リメイク「カルトナージュ」!
裁縫が得意じゃない方にしたら朗報です!
ただこちら「工作」分野となるので、そちらも苦手な方は、、、ごめんなさい。
ミニ収納ボックスから、インテリア装飾のための大物まで。
アイデア次第で可能性が大きく広がるカルトナージュ。
古布をカルトナージュに使用する場合、ボンドの量に気をつけてください。
古布は簡単に表にボンドがしみ出しやすい。
そうなると”シミ”となってしまい、仕上がりが全く美しくなくなります。
せっかく頑張って作っても、大切な生地を使っても、仕上がりが残念なら気分が良くないですからね。
アイロンで簡単接着できる裏打紙(ホットメルト紙 薄口)がオススメ。
古布の裏に貼るだけで、
布から紙へと変身するかの如く扱いやすくなり表へのボンドのにじみ出しがグッと減ります。
アート作品
naomariaの着物リメイクはここからスタートしました。
今まで存在しなかったアートを誕生させた想いの詰まったものです。

着物コラージュアート
当然ながらみなさんがこのスタイルで制作することは完全OUTですが、ご自分のアイデアでアートとして着物生地を使うことはお勧めです。
さいごに…
今回ご紹介したのは9つのアイデア。
本当にいろいろな形で眠ったままの古着着物を再活用できることがお分かりいただけたと思います。
これらはnaomariaだからこそのアイデアであって、人が変わればそのアイデアも180度変わることだってあります。
つまり、古着着物(リサイクル着物)にはまだまだたくさんの使い道があるんです。
みなさんそれぞれの得意や嗜好を大いに活用し、他にはない唯一無二の素敵な作品を生み出してください。
まだ出会っていないけれど、そんな作品を楽しみにしている人々が必ず世界のどこかにいることでしょう。
そんな方々に届いたら目の前に見える世界が広がるとは思いませんか?
そんな世界を体験するために、まずは一歩踏み出してみましょう!
さいごに…②
着物は洗われていないことが多いので、使う前にはしっかり洗いましょう。
虫食い防止と発色の復活のために必要不可欠です。