【文様をめぐる旅】タイ~曜日仏さま~

 

タイのお寺には、ご本尊のほかに曜日仏が祀られている。
曜日毎に守護する色や仏像が決まっており、ラッキーカラーのように自分の守護色の服を着たり、寺院では自身の曜日仏に手を合わせる。

2回目のタイで現地ガイドさんからお話を聞いたとき、日本で言う星座占いや血液型占いのように「曜日占い」というのものがあると知り驚いたことを覚えています。

 

曜日仏の一覧は以下の通り。

厳密に曜日はされており、それも単純に0:00~23:59ではない。

しかも!水曜日は2つに分けられている。

ほとんどのお寺では上記7つの守護仏(曜日仏)が祀られている。
ただバラモン教の強いお寺では、日曜始まりとしたとき真ん中にあたる水曜日を2つに分ける。

九曜の一神であるラーフ神が、ウィサヌ神から不老不死の薬を盗んだことで身体を真っ二つにされ、上半身が「ラーフ神」、下半身が「ケートゥ神」となり、これが水曜日を2つとする由縁になっている。

ここでは九曜にちなんで、通常の7つの曜日仏に加え、水曜日の昼・夜の9体の仏様が並ぶ。
水曜日の昼と夜はこの通り↓

守護仏 方角 乗り物
水曜日(昼) プラプッタループ・パーンウムバート プラ・プット
水曜日(夜) プラプッタループ・パーンパレーライ プラ・ラーフ 北西 ガルーダ

 

こうして見ると、曜日ではないけど日本でいう守護本尊みたいだな、と。
干支によって護り本尊がいらっしゃるように、曜日によって守護仏がいらっしゃる。
細かく言えば違うけど、大筋で言えば同じような信仰がある。
同じ仏教だからかな?興味深い一致です。

ちなみに私は火曜日生まれ。護り本尊は、虚空蔵菩薩さまです。

 

ワット・イントラウィハーンの本堂内には曜日仏がいらっしゃるようですが、忙しないトゥクトゥク詐欺ツアーだったのでじっくり見られず。
(お金取られていないんだから詐欺でもなんでもないんだけどね)

当時は曜日仏のことを知らなかったので尚更スルー。
ということで、それぞれの写真はございません。ご興味ある方はお調べ下さい。