着物ハンガーがないときはこれで代用!

着物を着たら一日干してからしまいますよね。

まだ着物を着始めたばかりで着物ハンガーは持っていない!

という場合、どうしたら良いのでしょう?

着物ハンガー自体は600~2000円なので、早い内に購入した方が悩む時間も少なくて済みます。

が、

買うまでもないなぁ~と思う方
たくさん欲しい方

 

着物ハンガーを作ってしまう!

というのもありでは?
ここでは簡単にできる着物ハンガーの代用方法をお伝えします。

 

丸棒を活用する

ホームセンターで売られている木の丸棒を必要な長さにカットし使います。

着物ハンガーに使えるホームセンターで取扱の丸棒の長さは182cm
私は、142cm40cmにカットしてもらいます。

長い方の142cmは、もちろん着物ハンガー用に。

短い方の40cmは、並幅の着物生地をタペストリー(掛軸)風に仕上げるために使います。

タペストリー

 

丸棒はそのまま使ってもいいですし、ペイントしてもOK。

アクリル絵具などの画材は乾けば問題ないとされていますが、色移りなどの心配があるので私は使いません。

ちなみに私は墨汁で塗っています↓

乾いたら真ん中に紐を付けて完成。

着物を裂き結びつけましたが、ちぎれました。
古い着物のような糸が弱っているものは要注意です。

丈夫な紐がお勧め。麻紐なら100円ショップにも売られていますしね。

着物を広げて掛けると重さでたわみやすくなりますが、

着用した着物を一晩干すくらいなら問題ないでしょう。

ただし、洗った着物は干さないでください。

丸棒は木製。
水分を吸い取るため、カビや変色、腐食の原因となります。
当然、強度も弱まる恐れが増します。

丸棒の費用(参考)
1本580円(直径1.5cm 長さ182cm)
カット50円×1
合計630円

 

 

幅広のハンガーをそのまま活用

丸棒をハンガー代わりにするのも面倒だな、と思われた方にはこちらがオススメ。

ダイソーで販売されている横長のハンガー。

こちらは私がお世話になっている悉皆屋さんに教えてもらったアイテムです。

バスタオル用のハンガーで、幅85cmもあります。

 

いくら幅広と言っても、着物を掛ければ袖の部分が途中で折れてしまいます。

もちろん着物ハンガーならしっかり伸ばせます。

着用する着物を干すならば、幅広ハンガーの長時間使用は避けた方が良いですね。
袖部分が折れるように跡が付いてしまうかもしれません。

私はリサイクル着物として販売するときや、ちょっと干したいときに使います。
解いて洗った生地を干すときにも使っていますよ。

衽部分

もちろん帯も掛けられる。

半幅帯は3本OK

帯締めや帯揚げなどの小物類もたくさん掛けられるので、省スペースでたくさん保管できます。

 

 

着物ハンガー代用品の王道「突っ張り棒」

丸棒と同じような仕様に突っ張り棒があります。
突っ張り棒は着物ハンガーの花形的な代用品。

着物が掛けられる長さ(130cmほど)まで伸ばし、真ん中に紐を付けるだけ。
丸棒と同じ仕様ですね。

 

100円ショップに売られている突っ張り棒では長さが足りないことが多いです。

仮に長さがOKだとしても、2本の棒の接合部分の強度が弱くなりがち。
思いのほか着物は重いので、ホームセンターなどで太めの突っ張り棒を購入した方がいいです。

ホームセンターなら長さも太さも着物ハンガーに適したものを手に入れやすいので、一度覗いてみてください。

そしていろいろ心配な方は、まずは手持ちの着物のサイズを測ってからお店へ行ってください。

 

まとめ

着物ハンガーの代用品を3つご紹介しました。

①丸棒
②幅広ハンガー
③突っ張り棒

 

ご自分の用途や性格、暮らし方などから「最適だ!」と思えるものをチョイスし活用してみてください。

着物も色々なサイズがあるので、ご紹介した丸棒の長さも人によっては変わってきます。
また、今回ご紹介したアイテム以外にも、アイデア次第で代用できるものはいくらでもあります。

どのように工夫するかで生活に限らず、どんなことも快適に変化させることができるでしょう。

今後、悩み事や困りごとがあったら是非いろいろな角度から解決案を考えてみてね。