ライブ鑑賞 アメリカ一人旅 vol.4 ~いよいよライブを観る!~

アメリカまでライブをたった一人で観に行くという大冒険をした2024年2月下旬。

「ちょっと東京まで」という軽いノリが、旅全体を通してフットワークを軽くさせてくれていた気がします。

もちろんこれまで幾度となくアメリカへは行っているので、そういう慣れも大きく影響はしていると思う。

これがヨーロッパとなると途端に躊躇しだす自分がいるので、この「慣れ」というものはなかなか大きな味方でもあるし、経験が肝を据わらせてくれるのかもしれない。

 

 

 

Hard Rock Liveでのロックコンサート

いやぁ、、、念願の海外ライブ!

とはいえ、何度も海外ではライブを観ているので初めてではないんだけれど、単独ってのは完全なる初。この前に立ったときはもう感無量。。。

いよいよ今夜生で彼ら(エクストリーム)を観られる!と感情の高ぶりを抑えるのに必死でした。一人ヘラヘラしてる人を見たらみんな引くじゃん。何かあったとき助けてもらいたいのに敬遠されてたら元も子もないからね。めっちゃクールに装ってましたよ。

もう、なんならトラベラーじゃございませんけど、的なくらいの気持ちでいた。でも絶対バレバレだったと思う。ド緊張からの挙動不審は隠せない(笑)あ、そのまえに英語がね。。。

 

 

Hard Rock Liveが会場となれば、アーティストにまつわるものがたくさん展示されているわけで。

施設内のHard Rock Hotelのチェックインまで展示やインテリア、壁に飾られているアートやカジノの見物、そしてショッピングなどをしながら過ごしていました。

大好きなSteven Tyler!しかしなぜこの衣装?

エディーのギター。感慨深くじっと見入ってしまった。

ジミヘンの扱いは別格でした!

 

他にもたくさんあったんだけど載せきれないので割愛。

あとはアート。

もちろん音楽にまつわる作品ばかりで、それを見ているだけでも幸福な気持ちになりました。

 

圧巻だったアートがこちら↓

ジョン・レノン

施設内のカフェに飾られていたアート。

サングラスはコーヒーカップ!!!そして間近で見てみると…

焙煎されたコーヒー豆でできていました!手間がかかってるなぁ、と感動しきり。

写真を撮ってたら傍に居たおばちゃんに不思議がられました。

アメリカでもアートに興味ない人多いんだね。。まじまじとアートを観る来場者はいないのかな?

あ、確かにみんなそれどころじゃない感じだったな(カジノに夢中 笑)

 

エレベーターホールにあるアート。マジかっこいい!

 

ちなみに、、ドローイングもする身なのでこういうアートも気になります。

 

ひとしきり堪能したらチェックイン。チェックイン後はライブまで少し身体を休めリラックス。

自分は演者でもないのにやたら緊張が半端なく、リラックスどころか興奮状態が高まっていくだけでめまいを起こしていました。

ビールを探しに行ったんだけど、イート・インでしかお酒は頂けないようです。日本のコンビニみたいに買えるお店が何一つありませんでした。

カジノでお酒を飲みたい場合は、ウェイターに頼み運んでもらう。チップを払って受け取る、って感じかな?私はカジノをやらないので分からないし、必要ないので調べていません。あしからず。

 

チケットマスターで購入したチケットの準備

開場時間が近づくと会場前には列ができていました。ここの会場は席ありだったのでギリギリの入場でも問題ないんですけど、Tシャツを購入したかったので早めに並びました。

アメリカのほとんどのコンサートチケットはチケットマスターで購入出来ます。エリアによってはAXSなど違う会社から購入しなくてはなりません。

好きなミュージシャンのオフィシャルサイトからチケット購入のリンクをクリックすれば、チケット取扱のページに飛ぶのでそこで購入出来ますよ。

 

チケットマスターでの購入方法は↓に書いていますのでご参考に。

 

チケットマスター以外ではこちら↓。今回利用したAXSについて書いています。

 

購入したチケットはチケットマスターもしくはその他チケット取扱のアカウント内で確認できます。

入場時にはそのページを開きQRコードのようなものを見せスキャンしてもらいます。

このときネット環境が悪いと繋がりにくく、肝心のチケットページが表示されない場合があります。

iPhoneであれば、そのチケットをAppleウォレットに追加することができるので、それを開けばスムーズに入ることができます。

※スタジアム級の会場では回線が混み合うので、ウォレット追加はしていた方が良いです。日本でも繋がりにくい場合があるようです。その場合、5Gから4Gに切り替えるとすんなり表示されるそうですよ。(キャリアの店員さんの体験談)

 

Appleウォレットへの追加の仕方(チケットマスターの場合)

1.アカウントの該当チケットのページを開く

2.View & Save Ticketsをクリック

3.Add to Apple Walletをクリック

4.指示されるとおりに進めたら追加完了

5.念のため、Apple ウォレットで確認

※チケットのウォレット追加は、チケットが表示され準備されないとできません。

※ウォレット追加が可能になると、チケットマスターからメールが届きます。「スムーズな入場のためにウォレット追加しましょう」的な内容です。

これは数日前から可能になれば、前日の夜でないと登録できなかったり色々です。その基準は分かりません。

もちろんウォレット追加しなくても入場できます。スタンディングのような席なしの会場であれば、早く入場したい気持ちが溢れてきちゃいますから、手こずってる場合ではないですよね。そのためにウォレットに追加しておくと安心!って訳です。

ちなみにこのコードは頻繁に切り替わるので、スクリーンショットでは入れません。

 

いよいよ電子チケットで入場!!!

手持ちのスマホにチケットを表示させたらいよいよ入場。Appleウォレットのチケットはこのように↓表示されます。

下に「Hold Near Reader」と出ますので、そのまま係員に見せれば手持ちのスキャナーで読み取ってくれます。

私のスマホは英語の勉強のため英語表記にしています。日本語表記設定なら日本語で表示されますのでご安心を。

 

ここの会場では再入場可でした。一旦会場を出るときもこの場面を見せスキャンをしてもらいます。もちろん再入場の時もこの画面で入ります。

なんて便利なんだろう!

私は断然紙チケ派だけど、このくらいスムーズになれば列に並ぶ時間が少なくて良いわ。

 

荷物チェック

どの会場もそうですが、日本以上に荷物の持ち込みに関する注意が厳密でした。

サインボードが掲げられているんですが撮り忘れました。とにかくリストが細かかったです。

小さなショルダーバックなら持ち込めます。

必ず入口で荷物検査がされますので、スムーズに入場したいのであれば、必要なもの以外は持って行かない方がベター。

私はお財布とパスポートを携帯したかったので、そのくらいが入るショルバーバッグでお出かけしてました。これならバッグの中がすぐに確認できます。

アルコールを購入しなければパスポートは必要ないです。でも万が一のため、持参しておいた方がいいかもね。

LAの会場では、私の前に並んでいた人は、バッグの中にいろいろ入れていたのでてこづっていました。私の方が遙か先に入場でき、無事に最前列をゲット!

 

チケットに書かれているGAていうのは一般席みたいなものです。スタンディングではそのような表記がされています。

日本のように整理番号というものはないので、並んだ順に入場します。

LAでは19時開場でしたが16時には会場に到着。2番目に並んでいました。その後すぐ列ができたので、みなさんそのくらい早く並ぶようですね。VIPに参加する方はもう少し早く並んでいました。

 

観客の様子

アメリカ人はノリが良いと言うイメージなので、埋もれないように楽しむぞ!と勇んでいました。

せっかくお金と時間をかけて日本からはるばる来たんだからアピールしなくちゃ!とドキドキしながら前座を見終え、メインアクトのエクストリームを待ちます。

初日のサクラメントではゴールドシートをゲット。2列目センターでした。

いよいよスタート!夢中で楽しんでいたら違和感を覚えます。気づくと周りのみんな座ってる。。

 

え???

えーーーー????

日本じゃ考えられないくらいみんな座ってるんですけど。。

どういうこと?

バンドが「立ってよ」といっても座ったまま。まじで意味が解んないんですけど。

これがアメリカだったか?

思わず私まで座ってしまいそうになったけれど、なんのために日本から来たんだ?!と気持ちを強く保ち、一人大暴れしてました。

目の前の人も頻繁に座ってくれたので、視界的には最前列!それはそれで有り難かったです(笑)

そんな大暴れが功を奏してか、バンドにはすぐに気づいてもらえ、いっぱいサービスしていただきました。そしてこの後、いろいろな奇跡に繋がることに。。

 

そういえば前座の時もみーんな座ってましたわ。前座だからかな?と思ったんだけど、そうではなくそれがスタンダードだったようです。

あとでアメリカ人の友人に聞いてみたら、会場にもよるしアーティストにもよる。年齢層が高ければ座って観る人も多いかもね、と言われました。

この会場はカジノ併設なので、ついでに観ていくか~的な人もある程度いたんだと思う。

それにしても日本のロックコンサートでは観られないほどの落ち着きぶりに微妙な思いが溢れたのも事実です。

 

ちなみにその後のLAとラスベガスはスタンディングだったのもあり、盛り上がりが最高でした。

特にLAでは会場がよりコンパクトだったので、バンドもファンも一体化してやばいくらいに盛り上がりました。バンドの顔なじみさんもたくさん来ていたから余計かな?

 

振り返り

全体的に何の問題もなくライブを楽しめました。

日本から行くのであれば良席で観たい!という思いが私はとても強いので、サクラメントでは2列目。それ以外は最前列をゲット。そのために必要な努力はしました。

 

・許容範囲内で大盤振る舞いをする(良席であればあるほど高額)
・荷物は最小限に留める
・スタンディングでは超早く行って並ぶ
・VIPに申込み、VIPラインでも早めに並ぶ
・会場内は走れないので、競歩並みに超早く歩く(笑)
・スタンディング会場では、ドリンクもグッズも買わず、ステージ下に直行
・一人なら誰かと仲良くなり、トイレに行くときなど場所をキープしておいてもらう

そしてライブ中は写真や動画を撮るけれど、なによりも楽しむことが大前提!

だから歌って踊って、、、と全力で楽しみました。
サクラメントではライブ後出待ちしてたんですけど、会場の人に追い返され。

渋々ホテルに戻るところ、がたいのデカい男性が声をかけてきました。

 

「君、ゴールドシートにいたよね?俺、セキュリティーなんだけどさ。君さ、ずっと歌詞をちゃんと全部歌ってたし、踊ってたし。バンドのビッグファンだと思うんだけど。。。これ欲しい?」

 

と会場設置のサインボードをくれました。

 

いやー、目立って良かった!(笑)

 

「これにサインもらって額に入れて飾りなよ」って言われたんだけど、そんなチャンス、、、あるのかな?と少し複雑な気持ちになりました。

 

この後カジノで別のおじさんが「サインもらったか?」と。NOと答えると、「俺家にサインもらったものあるんだぜ!」と自慢してきて、、、またさらに凹み気味になりました。。

 

そして、この旅では完全にひとりぼっち…の予定でした。

が!

バンドの新しいミュージックビデオ撮影に急遽参加することができ、そこでお友達ができたので一緒に観て、トイレや水を買いに行くときには場所をキープしてもらってました。

英語ではKeepとは言わずにMarkというようです。

 

この撮影参加にも奇跡が起こったんですが、推測でしかないのではっきりと書けないんだけど。。

サクラメントでの大暴れが理由で参加できた様子。ま、状況判断でしかないんですけどね。

 

撮影終了後に少し時間を作ってくれ、なんと!バンド全員とお話しできました。

そして、念のため持参したサインボードに全員のサインをもらえたんです。

でもって、、、お目当てのメンバーにはサクラメントで大暴れしていたのをしっかり覚えていてくれ、熱いハグを頂きました(涙)

次来日したときにVIPに申し込んでサインもらえばいいや、って思ってたんだけど、2日後に叶ってしまって。実現のスピードにとにかくびっくりでした。こんなこともあるのか、と。

思い切って一人でアメリカまでライブを観に行って良かった!と強く感じました。

 

まとめ

女性一人でアメリカまでライブを観に行くというのは少しハードルが高いように感じますが、無茶しなければ楽しく無事に過ごせることができます。

日本の都会的なおしゃれは身の危険を呼び込みます。

・カジュアルな服装を心がけること
・歩きやすい靴を履く
・目立つブランド品は持つのを控える
・スマホは手に持って歩かない、ぶら下げて持たない、後ろポケットに入れない
・必要最低限の持ち物で身軽にしておく
・リュックの場合は後ろに背負わない
・キャッシュは少なくて大丈夫(分散させて持つ)
・夜間は出歩かない(ライブであれば仕方ないので、会場近くのホテルを取る&Uberを使う)
・とにかく堂々とする(不安そうな顔はつけ込まれるので要注意)

 

事前準備はとにかく大事です。

どの街にライブを観に行くのか。その街の治安や街の雰囲気、アクセスなどを調べます。

私はサクラメントまで電車で行くことにしましたが、サクラメント駅出口までのルートをYouTubeで見つけしっかり見ておいたので不安はなくスムーズに駅を出られました。

都市をいくつか訪問する場合はそのアクセス方法も。

実際に自分が行動するのをイメージしながら必要な情報をリストアップさせていきます。

そこに少しでも不安が残れば、それを解決するためにさらなる情報を調べ上げる。

その繰り返しです。

私の場合、「なんとかなるか」という部分もかなり大きく占めていたので、不安は最小限に収まってくれていたような気がします。

というのも、やはりどれだけシュミレーションしても行ってみないと分からないですからね。

必要以上に怖がれば何もできなくなってしまいます。

時には勢いが必要だったりするので、命を守る&法律を守るための行動はしつつも思い切り楽しめれば良いかな?とおもいます。