【図鑑】着物の柄:梅 ※随時更新

梅は桜と同様に日本人の心を和ませてくれるお花です。

梅が咲けば、春が近づいているという証。

その合図と共に、桜が咲き始めるのを待ち望む方もたくさんいらっしゃるのでは?

 

これは私が手にするものがたまたまそうなのかも知れないのだけど、

着物に描かれている梅の絵は、イラスト風がとても多い印象。

梅は5弁で描かれます。

 

イラスト風の梅

子ども着物に描かれている梅は、このようなシンボリックでカラフルなものが多い。

大人が着る着物は、少し写実的な要素が含まれた梅が描かれています。(次項参考)

 

ちょっと写実的な梅

これらが大人の着物に描かれている梅。

 

絵付け技術で描かれた梅

同じような簡単な梅でも、絵付けする技術によっては品が勝って見えます。

 

かなり簡略化された梅

 

 

 

梅の持つ意味

梅の持つ意味
忍耐、強さ、長寿、気高さ

 

梅は吉祥模様の一つ。

5枚の丸い花びらに中心から放射状に広がる花芯が特徴です。

よく似た花に桜がありますが、桜は花びらの先が割れています。

 

梅はまだ寒い時期から蕾を膨らませ咲くお花。

そんな厳しい状況下でもたくましく咲き誇るため、忍耐・強さを表わすと言われています。

また他に長寿、気高さといった意味も。