こんな日にやってはならない洗い張り

青空が広がったとある日。
やった!洗い張り日和だ!!
干す時になって顔が引きつる。

風ピューピュー

洗ってしまったら干すしかないので、頑張って伸子を打つ。

生地が風に踊るので打ちにくいったらありゃしない。何度も手に針が刺さる。

伸子の針は超細いからめちゃくちゃ痛い。

いつもより少し時間がかかりながらも何とか全部打つことができた。

干している間に別の作業を。

一通り作業が終わり、干している生地を取り込む。

。。。

伸子散乱!
伸子爆折れ!

 

風の強い日に洗い張りはやってはいけない

 

ピンっと張った凧のように風を強く受けあらゆる方向に生地が動きまくる。

負荷がかかりすぎて伸子が飛んだ。

伸子の打ち方に問題があるかもしれないけど、そもそも強風の日にやらなきゃいいだけの話。

 

ちょっと天気の読みが甘かったなと反省。

前日はお天気良くなかったんだから、翌日に風が吹き荒れることなんて簡単に想像ができる。

 

ま、経験して学んでいくわけなので良しとする。

というか、これと同じ事を以前にもやったことがある…そんな記憶がよみがえってきた。

人間の成長というモノはそんなもんなのでしょう(笑)

▶『解いた着物を昔ながらの方法「洗い張り」で洗う